好きな漆の色は、なにいろ?

Posted by on 4月 22, 2019 in 商品説明, 日々のこと | No Comments
好きな漆の色は、なにいろ?

今日は、鼻の調子が悪い。

ずぅ~~っと、ぐずぐず。

クシャミもひっきりなし。

季節外れのトナカイさんです。

こんばんは!鱗太郎です!!

 

 

たまには、まじめに漆のお話。

香川漆器の特徴として、

カラフルな色の漆を使う。

というのがある。

よく聞かれるのが、

「これ、何で色付けてるんですか?」

とか、そもそも

「これ、漆ですか?」

といった質問。

 

そりゃそうだ(笑)

そこは、不思議な話だよねw

きっと、「漆」の色は?

っていう質問を、100人にしたら、

73人は、「黒!赤!」

って答えると思う。

その中に、「飴色」なんて言う通な答えもあるかもしれない。


 

でも、香川県は江戸時代に、

香川5技法・・・やらなんやら・・で、

色漆を使う文化が花開いたんだってw

じゃぁ、どうやって色を付けてるのか?

みんな気になるよねw

 

飴色に精製した漆の中に、

色粉(顔料、染料)を練りこんで作っていくんだねw

色によっては、2時間くらい練らないと、

漆になじまない色粉もあったり。

 

今は、科学的な技術の進歩で、

出せない色はあまりなくなったんだけど、

唯一、純白だけは出ないみたい。

飴色の漆に、白い顔料入れても、

クリーム色にしかなんない。

なかなかむつかしいねw

でも、そんな漆の白が、

ほんのりした色気のあるベージュで、

結構奇麗だと思うのは、

漆屋の欲目なのだろうか?

まぁ、一番好きな漆の色は?

って聞かれると、

やっぱり、漆黒かもしれないw

Leave a Reply