石粉塗 Ishiko各種

Posted by on 8月 26, 2019 in 商品説明, 日々のこと | No Comments
石粉塗 Ishiko各種

 

世間では、やれ夏バテだの、

やれ、水分の取りすぎで食欲がないだの

そんな話を聞きますが・・・

猛暑でもガッツリ肥れます!

こんばんは!そしてお久しぶりの鱗太郎です!!

 

さて今日は、ちょっと真面目な話題。

石粉塗のIshikoって、どうやって出来たの?

というご質問を頂いたので、そんな話題を。

そもそも、香川県内でも、異業種交流
(ほかの香川県伝統産業との交流)

と、いうのは少ないように思う。

鱗太郎の場合、本当に恵まれたことに、

異業種が集まった団体に、

誘っていただくことができた。

それが、「匠雲」という団体。

 

その中には、香川県の盆栽、

庵治石、陶器の方々が活躍されていて、

全く話もしたことのない方々だった。

なんだか、めっちゃ怖い人たちなんじゃないだろうか・・・

素っ頓狂なこと言うと、怒鳴られるんじゃないだろうか・・・

鱗太郎ごとき、相手にされないんじゃないだろうか・・

そんな、怖さを持ちながら、震えながら参加してみることに。

するとどうだろう?

なんと気持ちのいい人たちだろうか。

個々の伝承する技は卓越しており、

各職の伝統を背負って、堂々としている様は、

とてもかっこよく、眩しいくらいだった。

何度か、その匠雲のメンバーとして、

同じ土俵を踏ませもらうことができた。

これは鱗太郎にとって、すごい刺激と、

発想の箍が外れる切っ掛けにもなった。

 

それは、心底憧れられる人たちに、

出会うことができたからかもしれない。

そんな人たちに近づきたい。

そんな人の輪に、入ってみたい。

そう言った感情だった。

その内、異業種でコラボレーションでも如何なもんか?

何て事になった。

 

庵治石のお皿に漆を塗ってくれない?

この声掛けには、心底ワクワクした。

前例のない技術(鱗太郎の中では)

さてさてどうしたものかと・・・

でも、庵治石の職人さんの期待に答えたい。

その人の、笑顔を見てみたい。

そんな思いで、挑んだものだ。

技術を創造して、実現するのは楽しい。

その反対に、庵治石を漆に使えない?

そんなことを考える余裕も出来てきた。

庵治石を漆に混ぜることによって、

どんな効果があるんだろう?

ここから、何度も何度も作っては耐久実験の繰り返し。

半年くらい繰り返しただろうか?

やっと、満足出来る器が完成した。

触り心地、使いやすさ、漆面の強さ・・

指紋も付きにくい、金属カトラリーも使える、

苦労が報われる時だ。

 

無論ここから石粉塗のIshikoシリーズのスタート地点に立つことができたわけだ。

ここから、これからが勝負で、

より魅力ある、より使い易い漆器を確立していかなければならない。

なぜなら、このIshikoをして、

ツカイテの「初めての漆器」

「漆器デビュー」

の漆器になればいいと思うから。

職人と職人が結んだ技術と、

庵治石と漆を結んだ技術。

そんな「石粉塗」の「Ishikoシリーズ」を、

ツクリテと、ツカイテを結ぶ漆器になればいいと思っている。

そんな、Sinraの想いがいっぱい詰まった漆器です。

 

 

・・・・なげーな・・・

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